熊本県副知事、小野泰輔さんが都知事選出馬
都知事選に出馬表明した小野泰輔さん(熊本県副知事)
現熊本県知事 蒲島郁男氏が東京大学教授の時の教え子でもある。
小野泰輔さん簡単プロフィール
1974年:東京都生まれ
海城高等学校から東京大学法学部入学・卒業
衆院議員秘書などを経て2012年から恩師 蒲島熊本県知事の下で副知事を務めている。
蒲島郁夫熊本県知事の経歴(学歴)が面白い
東京大学名誉教授イコール、やっぱり東大卒!って思いますよね。
ところが違うんです。
蒲島郁男ヒストリー
貧乏で正真正銘の「落ちこぼれ」
1947年1月28日、山鹿市鹿本町に生まれる。
父母、祖母と7人兄弟の10人家族。
お米も食べられないし、お金もない、とても貧乏な暮らし。
熊本県立鹿本高等学校(偏差値51〜53)入学。
(特別優秀とは言い難い普通高校ですよね。)
成績は「220人中200位」の劣等生だったようです。
高校卒業後、自動車販売会社に就職。1週間で退職。
地元・稲田村の農業協同組合に再就職。
仕事にやり甲斐を見出せず、2年で退職。
3つの夢
どんな落ちこぼれでも「夢」を見ることはできる!
- 小説家になること
- 政治家になること
- 牧場を経営すること
どんな人生にも、最低、5度の大きなチャンスが潜んでいる。
そこで一歩を踏み出すかどうか・・・・・
「その踏み出す一歩」が人生を大きく変えてくれる。
「派米農業研修生プログラム」に応募
夢:牧場を経営すること
英語を猛勉強し、競争率4倍の試験をパス。
1968年:夢みて渡米したが、待っていたのは「農奴」のような生活。
2年間の辛い牧場生活を支えてくれていたものは、後に妻になる彼女からの手紙でした。
1971年1月:ネブラスカ大学農学部で3ヶ月学科研修。
勉強に明け暮れる毎日でしたが、農作業に比べると、勉強はなんて楽なんだろう。
ここでもっと勉強がしたい!
一旦帰国するが、「アメリカでで勉強を続けたい!」と。
半年間牛乳配達をし、渡米の旅費を貯める。
1971年9月:再渡米(ネブラスカ大学)
勉強が面白くて、一所懸命に頑張りました。
オールAを取りましたので、仮入学からいきなり特待生として迎えられ、授業料も半額免除。
1974年:ネブラスカ大学農学部を卒業。ネブラスカ大学大学院修士課程に進学して農業経済学を専攻。
1977年:修士号を取得。
夢:政治家になること
ネブラスカ大学卒業前になると「政治学を学びたい」という思いが再び。
政治を学ぶならハーバード大学。
〜ハーバード大学院の願書に書いた内容〜
「学部で政治学のコースを取ったことはない」
「結婚して子どもが二人いるので、奨学金は不可欠」
「親は、小作農で田んぼ二反半(約0.5エーカー)を耕していて、財産はなし」
こんな虫がいい学生がハーバードに合格できたのは、アメリカという国の寛容さと、ジーママン教授をはじめとする強力な推薦状のお陰です。
旅行ガイドなどのアルバイトをしながら、政治学を学び、3年9カ月という早さで大学院を修了。
1979年:ハーバード大学で政治経済学の博士号を取得。
1980年:筑波大学社会工学系講師に着任。
1985年:助教授に着任。
1991年:教授に昇格。
1996年:筑波大学大学院国際政治経済学研究科長。
1997年:東京大学大学院法学政治学研究科教授に着任。
2008年:東京大学を退職。
同年、熊本県知事選に出馬、初当選。
2008年:東京大学名誉教授。
2020年:県知事4選目当選。
逆境の中にこそ夢がある
わたしは子どもの頃から「貧乏」という絶対的な逆境にありました。
人生のスタートラインがもともと他の人より、ずっと下にあったのです。
貧しい生活も、アメリカの研修生活での苦しい労働も、わたしにとっての逆境であり、この逆境のなかで、夢を持ち、一歩を踏みだしたことで、1つ1つのステップが開けてきたように思います。
熊本県知事4選
コロナ感染拡大の最中、3月22日に投開票。
蒲島氏は、熊本地震の復興事業の実績や危機管理の経験を訴え支持を集め4選を果たした。
多選はタブーとされる中、県民は「変革」より「安定」を選んだようだ。
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