動画!14年ぶり死亡率100%狂犬病発症 感染原因と症状と治療法
愛知県豊橋市は5月22日、来日した外国籍の男性が狂犬病(死亡率100%)を発症したことを確認。
来日前にフィリピンで感染したと思われる。
日本国内での狂犬病発症は14年ぶり。
この患者は2020年2月に就労のため来日。
2019年9月頃、フィリピン国内で左足首を犬に咬まれたが受診せず放置。
この際に感染したとみられる。
14年前の2006年には日本人男性がフィリピンで犬に咬まれ感染し、帰国後に発症し、死亡。
狂犬病とは
犬の伝染病。
病原体は神経系をおかすウイルス。
狂暴化して全身麻痺(まひ)で死ぬ。
犬に噛まれることで人や家畜も感染する。
傷口を舐められたり、引っ掻きも注意
水を飲んだり見たりするだけで呼吸困難になるところから恐水病とも呼ばれる。
潜伏期間
潜伏期間が一般に1か月〜3か月。
1年から2年後に発症した事例もあります。
*発症前に感染の有無を診断することが出来ません。
治療方法
発症すれば治療法はなく、ほぼ100%死亡します。
感染動物に咬まれるなど感染した疑いがある場合には、その直後から連続したワクチンを接種(暴露後ワクチン接種)をすることで発症を抑えることができます。
感染している犬の症状
2つのタイプがあります。
狂騒型では、極度に興奮し攻撃的な行動を示します。
麻痺型では後半身から前半身に麻痺が拡がり、食物や水が飲み込めなくなります。
感染した人の症状
強い不安感、一時的な錯乱、
水を見ると首の筋肉がけいれんする(恐水症)
冷たい風でも同様にけいれんする(恐風症)
高熱、麻痺、運動失調、全身けいれん
呼吸障害等の症状を示し、死亡。
人からの感染
感染者からの感染はない。
感染源は犬だけではない
主な感染源動物
アジア・アフリカ:犬、ネコ
アメリカ・ヨーロッパ:犬、ネコ、コウモリ、キツネ、アライグマ、スカンク
中南米:犬、ネコ、コウモリ、マングース
万が一咬まれた場合には
発症を確実に防ぐために、ワクチンプログラムを必ず完了させることが必要。
国内の医療機関でも、狂犬病のワクチンを接種してもらうことが出来ます。
狂犬病の発生状況
2016年時点
現在、日本は狂犬病の発生のない国です。
ですが!
狂犬病予防接種の責務
犬を飼われている方は社会に対する責務として
犬の登録と年1回の狂犬病の予防注射を必ず行ってください。
まとめ
前述しましたが、海外に行った際は、絶対に動物には触れないことですね。
飼い犬であっても狂犬病の予防接種をしていないかもしれません。
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